ワンちゃん ネコちゃんのごはん屋さんです。
自然原料にこだわった手作りご飯「オールドデイズキッチン」を販売しています。
植物雑貨やアロマスキンケアも取り扱い致しております。

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NEWS

2024/08/17
現在HPリニューアル中です
(随時更新中) 

オリジナルペットフード
「オールドデイズキッチン」

 外部に委託せずにペットフード製造許可を取って原料の調達から製造まですべて自分たちでおこなっています。

『余計なものを入れずに、我が子に食べさせたいと心から思えるもの』という理念で一つ一つ丁寧に手作りしています。


【人の都合よりも犬猫のことを最優先に】

「見た目」「手軽さ」「長期保存」これらは人間側の都合になります。犬猫にとっての最善は何かを追求したフードです。

形状は食べやすく、消化しやすいペースト状

犬や猫は咀嚼という行為が人間ほど必要ではありません。

歯の構造的に最低限飲みこめる大きさにするために肉を裂く、骨を砕くことに特化した作りになっています。

また、人間は口の中の唾液で消化が始まりますが、犬や猫は胃から消化が始まります。

犬や猫の唾液は口腔内を保護する粘液としての成分が主で、消化の働きはありません。

食事はよく噛んで食べなさいと言われる人間との大きな違いです。

ペースト状にすることで一つ一つの食材の形はわかりません。

人間にとっては食卓の見栄えも大事ですが、犬や猫にとっては「食べやすさ」「消化しやすさ」が大事ですので、この形状にしています。

保存は冷凍

常温で長期保存するためには高温高圧での殺菌処理が必要になりますが、それと引き換えに風味が落ちたり、成分の変質が起こったりします。

ドライフードは乾燥させるため原料を加工する時点で高温高圧処理がされています。

食材本来の風味や良さを出来る限り損なわず、ある程度の保存ができるようにするため、真空で充填した後に殺菌処理、冷凍保存といった形にしております。

解凍するひと手間はかかってしまいますが、この方法が私達の目的に一番適った方法になります。
内容量:200g 犬猫用一般食
原材料 
鶏むね肉、鶏レバー、さつまいも、チーズ、ホタテ、植物油脂、ブロッコリー、混合削り節、卵殻パウダー、パパイン酵素 
成分表
たんぱく質 15%以上 脂質 10%以上 粗繊維 0.4%以下 灰分 1%以下 水分 73%以下 164.6kcal/100g 
見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
使用方法
袋のまま湯せん、別の容器に移して電子レンジ、自然解凍等で解凍させてから与えてください。

※加熱して解凍した際は人肌程度の温度まで下がっているのを確認してから与えてください。
給与量の目安(犬)
犬種、年齢、活動量、体調により必要とする栄養価が異なります。
愛犬の状態に合わせて給与量を調節して下さい。

本品一袋で329.2kcalになります。
体重増減を管理しながら与えてください。
給与量の目安(猫)
体重1kgあたり1日45gを目安に愛猫の体重、体調などを管理しながら与えてください。(+1kg毎に+25g)

猫種、年齢、活動量によって給与量が異なります。
見出し
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オリジナルフードの開発・製造に至るまでのストーリーのご紹介です。 

Olddaysは2025年で開業して10年になります。

当初からお付き合いのあるお客様はご存知だと思いますが、それはもう方向性が一定しないお店でした。

いま振り返れば、私自身が「良いもの」を追い求めるあまりに迷いに迷った結果でした。

迷い続けた末に行きついた答えが、「ないのなら自分で作ってしまおう!」でした。

オリジナルフードを作る中でも様々な疑問や困難がありましたが、まもなく10年の節目を迎える今、迷いは消えました。

なぜオリジナルフードを作ろうと思ったのか、そのことをお伝えできればと思います。

愛猫の死

私はずっと猫を飼っていて、今も4匹の愛猫に囲まれて生活しています。
生き物なので当然最期の時に立ち会うこともありましたが、今でも忘れられない愛猫がいます。

白くて長い毛が特徴だった「もち」は食べることに少し難がある子でした。
ものすごく食べムラがあって、一度に少量ずつしか食べないのでとても手がかかる子でした。
そんな子だったので人一倍大事に大事に、溺愛して育てていました。

そんなある日の年末、もちが急に体調を崩したので急いで動物病院に行ったところ即日入院させることに。
突然かわいい我が子と離れることに気持ちの整理もつかぬまま、何かあったらすぐに連絡くださいと伝えてその日は帰宅しました。

そして年が明けた元日の朝、亡くなったと病院から連絡がありました。

まったく状況が理解できないまま病院へ向かったのですが、雪が降っていたことだけは覚えてます。
その事があったからでしょうか、私は雪とお正月が嫌いになってしまいました。

開業

もちが亡くなってからはずっと自分を責め続ける毎日でした。
あんなに大事にしていたのに何がいけなかったのだろう・・・
結局原因は最後までわからなかったのですが、私の中で一つ心に引っかかっていることがありました。
それは食いつきだけでフードを選んでいたこと。
食べムラがある子だったので食べてくれることが嬉しくて、何よりも食いつき優先でフードを選んでいました。

私が与えていたフードはもちの健康にとってはどうだったんだろう?ひょっとして私がもちの寿命を縮めてしまったのではないか?
来る日も来る日もそんなことばかり考えて塞ぎ込んでいました。

それからしばらく経った頃、以前から探していた開業するための要望を満たした物件が見つかったと連絡がありました。
自分でお店をすることが夢だったんですが、とんとん拍子に話が進み開業できることになりました。

きっともちが叶えてくれたんだ、いつまでも泣いてちゃいけない!
そう自分を奮い立たせると同時に、本当に良いペットフードを販売したいと考えるようになりました。

プレミアムフードの販売

開業してからは片っ端から良いと言われているフードを探しました。
そして当時量販店には置いていない海外の「プレミアムフード」というものに行きつきました。

各メーカーから説明を聞いて勉強していくうちに、私はなんて無知だったんだと思い知らされました。
それからはひたすらに色んなプレミアムフードを仕入れて販売することに心血を注ぎました。

もちを失った時のような悲しい思いを他の人にして欲しくない、もちみたいな子をこれ以上増やしちゃいけない。
その思いが私の使命のように感じていました。
私自身のもちへの罪悪感を少しでも消したいという思いもあったのかもしれません。

開業してしばらくのうちに色んなメーカーがプレミアムフードを出し始めた頃から、今度は逆にどれを選べばいいのかわからなくなってきました。
各メーカー毎に仕入れの最低ロットというものがあるので、取り扱う商品が増えれば増えるほど電卓とにらめっこする時間が増えていきました。

迷いと疑問

そんな時にふと、そもそも原価はいくらなんだろうと疑問がよぎりました。

開業して多少モノとお金の流れがわかるようになっていたので興味本位で計算してみました。
まずお店で販売する際は定価ですが、当然定価で仕入れて定価で売ってはお店の利益はないので定価より安く仕入れます。

仕入れ元はメーカーと業界では言ってますが、形としては商品を輸入している輸入代理店です。
当然そこも仕入れる際に海外の問屋から仕入れるので、海外からの輸送費とその会社の利益も乗っています。
実際作っている製造工場ですが、当然ながら原料費だけではなく作る人の人件費、製造工場の利益も必要になります。
お客様が購入する金額にはこれだけの会社の利益分や経費分も乗っているということです。
全ての利益分を差し引いて実際の原料費を割り出したところ、どこも大体100g50円いくかいかないかくらいでした。

猫は肉食動物でプレミアムフードは肉率90%以上と謳っているものが多いので比較がしやすいです。
お肉の中でも安い部類に入る国産の鶏肉の平均価格は100g140円前後です。
90%で計算すると126円になります。
これは店売り価格なので当然仕入れ値はもう少し安いとは思いますが、良い食材、ヒューマングレードの食材を使っていると謳っている割には
あまりに安すぎない?と新しい疑問を持つことになりました。

オリジナルフード開発

ただでさえ仕入れに苦戦する中、各メーカーが値上げに次ぐ値上げを始めたことでいよいよお店は火の車状態になりました。
ここまで高くなるのならいっそのこと自分達で作った方が安くて良いものが作れるんじゃないか?
そういう単純な思いがきっかけでオリジナルフード作りに取りかかることになりました。

とはいえ右も左もわからないので、自然原料全般を広く研究されている会社に協力を頼みました。(当店で販売しているアロマスキンケアを作っている会社です)

まずは形状ですが、一般的にカリカリといわれるドライフードが主流なので、ドライフードを作ってみることにしました。

しかしどんなに頑張ってもまったくカリカリにならない(泣)
どんなに加熱しても乾燥させてもパサついたハンバーグのような食感・・・

どこのプレミアムフードも新鮮な生肉から作っていると豪語していたのに、そもそも生肉から調理するとカリカリにならないんです。

協力会社の社長さんがしばらく考えた後、「近いものだとクッキーとかですが、あの食感・硬さにするには元が水分がない粉状じゃないと無理だと思います」との回答。

粉?肉を粉?
その時は全く想像がつきませんでした。
その後色々と調べるうちにペットフード公正取引協議会の原料に関する記載を見つけました。

『ドライフードは、トウモロコシ・小麦(小麦粉を含む)・大豆(脱脂大豆を含む)等の穀類と肉粉や魚粉並びに肉・魚等の動物性原料に油脂や嗜好性物質・ビタミン・ミネラル・アミノ酸といった栄養添加物や他の添加物等が使用され、総合栄養食として栄養バランスを整えたものがほとんどです。』

肉粉・・・あるんだ(笑)

肉粉についての製造方法を調べるとレンダリングといって可食部分を取り除いた残骸から油脂と水分を取り除いた絞りかすということがわかりました。
結局は全てを絞りつくしたタンパク質の粉に、後から必要な添加物を加えてバランスを整えたものということになります。
粉状にする過程で当然のように長時間高温で乾燥させるので、もはやお肉とは別物だと感じました。
「低温調理」「非加熱調理」も私はずっと間違った認識でした。
「低温調理」は水を使って100℃以下で調理すること、「非加熱調理」は文字通り全く熱を加えない調理法ですが、これについては商品を出荷する際、保存可能にするためにある程度の熱で殺菌処理をすることが義務付けられているのでそもそもあり得ないということを知りました。

それまで限りなく自然食に近いものと信じ込んでいた私はなんだか騙されていたような気になりました。

ペットフードの歴史

少し脇道にそれますが、ペットフードの歴史をご紹介します。

カリカリと呼ばれる今のドライフードのもとになったのは、1860年頃に船乗りの保存食だったビスケットだと言われています。
当時は食材の保存技術が現代ほど発達していなかったため、保存食は長持ちするように塩漬けか極端に乾燥させたものに限られました。
ちなみにビスケットの「bis」はラテン語で「2」という意味で「2度焼かれたパン」という言葉が語源と言われています。
一度焼いたパンを乾燥させてもう一回焼いたものだそうです。カリカリ通り越してガリガリしそうです。

実際「リバプールの敷き瓦」と呼ばれるくらい硬かったそうで、船乗りたちからはすこぶる不評だったそうです。
ですので、航海が終わると船を降りてすぐに港に捨てていたそうです。

その捨てたビスケットに犬たちが群がっているのを見たアメリカ出身の機械技師ジェームズ・スプラットが「犬はこういうのが好きなのかも?」とヒントを得て、ドッグフードを開発したのが始まりと言われています。

今の形状になったのはたまたまと言えばたまたまです。

その時の保存食の食感が違ったらプニプニとかパサパサとかだったかもしれませんね(笑)

実際作ってみてわかったこと

このように作ろうと思わなければ、実際に試してみなければ知り得なかったことが山ほどありました。
プレミアムフードのみを販売している時は良さを追い求めつつも、逆に欠点を探していたのかもしれないと今は思います。
あれはダメ、これはダメではなく、それぞれに長所、短所があると思います。

「これさえ与えておけば大丈夫」というような魔法のようなフードはあり得ません。

実際私達が作ったフードは利便性の面では他の商品よりも劣っています。
ただしそれは利便性を削ってでも栄養面、健康面を重視したフードを作りたいという信念に従ったからです。
販売よりも何よりも、我が子に食べさせたいと思えるかどうかが私にとっては一番大事なポイントでした。

素材の良さを引き出す

どんなに自然なものが良いと言っても、そこに人の手が少しでも加わる以上完全に自然なものは存在しません。

本来犬も猫も食べ物がなければ自然の中で獲物を捕まえて食料にします。
では新鮮な獲物が一番良いのかと言われたらそうではないと思います。
人間は言葉や複雑な思考力など他の動物が持っていないものをたくさん持っていますが、その進化にも関わった一番大きなものは「火」の活用です。

火を使うことで硬いものを柔らかくしたり、寄生虫などの危険を取り除いたりすることで消化の負担を減らして効率的なエネルギー摂取が可能となり、色んな能力が進化していきました。

例えばチンパンジーは消化の悪い生の餌を消化するために1日に5時間も咀嚼しなければなりません。
チンパンジーの睡眠時間はおよそ10時間なので、起きてる時間の3分の1はもぐもぐタイムということになります。
睡眠時間が長いのは食べ物を消化するためです。

余談ですが、コアラは餌であるユーカリの毒を分解するために22時間睡眠が必要です。
犬や猫が人間と生活するなかでのメリットはいくつもあると思いますが、食べ物に困らないこと、人間が食べ物の危険性を排除してあげることが出来ることが大きいのではないでしょうか。

オールドデイズキッチンは食材の良さを引き出し、消化しやすくより安全な状態で食べてもらう事を考えて作ったフードです。

「食べることは生きること、そして食は生を豊かにするもの」

オリジナルフードを開発して1年後、当時我が家で最高齢だった「もさく」が虹の橋を渡りました。

この子は推定で10歳を超えたくらいに保護した子で、先代のもちと違ってとにかく食べることが好きな子でした。
ただ保護した時から悪性リンパ腫と診断されており、いつ亡くなってもおかしくない状態でした。

しかしそれから5年も頑張ってくれて、亡くなる直前までオールドデイズキッチンを食べてくれて、ふらふらしながらも自力でトイレを済ませた後に私の腕の中で安らかに旅立ちました。


火葬が終わった後、火葬場の方が「長年病気を患ってたとお聞きしましたがすごく立派なお骨ですね、こんなにしっかり残るのは珍しいです」と仰いました。

悲しくて直視出来ていませんでしたが、その言葉を聞いて見てみると確かにびっくりするくらいしっかりとした姿でした。
晩年は食べたものを吐き戻すことも増え、どんどんやせ細っていっていたので栄養面をずっと心配していたので驚きでした。

その姿が「ありがとう」と言ってくれているようで涙が止まりませんでした。
「食べることは生きること」
これは私がペットフードを販売するようになってから口癖になっている言葉です。
今はそれに加えて「食は生を豊かにするもの」だと感じています。

誰と食べるか、何を食べるか、生きるために必要な営みを共有すること、喜びを共にすることはとても大事なことです。
食事は大事なコミュニケーションでもあります。

皆様が愛犬、愛猫と喜びを共にできるお手伝いが出来ればこの上ない喜びです。
これからも皆様が大事な家族と過ごす時間を豊かにできるフードを作り続けていきます。

なにより私の大事な家族のためにも。
店名の「Olddays」は古き良き日という意味です。

今は情報が溢れ、何が正しいかを個人の判断に委ねられることが多くなっています。

どれだけ時代が変わろうとも、変わらないもの、変えてはいけないものがあると思います。



オールドデイズキッチンが皆様の愛犬、愛猫に喜んでもらえることを願っています。

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Old days【オールドデイズ】

〒830-0044 久留米市本町158-6

TEL 0942-65-3431

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